「子ども 食育 体験」「外食 子供 学び」と検索しているあなたは、ただ食べるだけで終わらない食事の機会を探しているのではないでしょうか。
群馬県伊勢崎市にある伊勢崎”唯一”のハンバーグ専門店「ニクノトモシビ」は、子どもが自分の手でハンバーグを仕上げるスタイルのお店です。この記事では、食育という視点からこの体験を考えてみます。
外食は食育の機会になり得る
食育というと、家庭での料理体験や学校の取り組みを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし外食の場にも、食べ物について考えるきっかけは数多くあります。
普段は完成した料理が運ばれてくるだけですが、ニクノトモシビでは各テーブルに個人用の鉄板が設置され、自分で焼き加減を決めて仕上げます。調理の最後の工程が、子ども自身に委ねられるということです。
「焼ける」という変化を目で見る
生の状態から火が通っていく過程を目の前で見るというのは、子どもにとって貴重な経験です。
色が変わっていく様子、立ちのぼる湯気、ジュウジュウという音の変化。こうした変化を自分の目と耳で確かめることで、料理が段階を経て出来上がるものだという実感が生まれます。キッチンの中で起きていることが、目の前で展開されるわけです。
火は熱いということを学ぶ
炭火の鉄板が目の前にあるということは、安全への意識も必要になるということです。
だからこそ、保護者が「ここは熱いから触らないでね」と伝える場面が自然に生まれます。危険を避けながら、火という存在と適切な距離を取ることを学ぶ。これも食にまつわる大切な学びのひとつと言えるでしょう。もちろん、小さなお子様の場合は保護者がしっかり見守ってあげることが前提です。
自分で決めるという経験
ニクノトモシビでは、焼き加減を自分で決められます。もう少し焼くのか、そろそろ食べるのか。この判断を子ども自身に任せてみると、食事が受け身のものではなくなります。
さらに、味付けも選べます。セットにはわさび、柑橘、大根おろしという3種類の薬味が付き、テーブルには塩こしょうとシャリアピンソース・特製ポン酢がセットされています。セルフサービスコーナーには、ガーリックチップ、ケチャップ、出汁、卵も用意されています。
どれを使うか、どう組み合わせるか。自分で選んだ結果を自分の舌で確かめるという体験は、好き嫌いを超えて味覚への関心を育ててくれます。
失敗も学びになる
焼きすぎてしまった、思ったより固くなってしまった。そんな結果になることもあるでしょう。しかしそれも含めて経験です。
次はもう少し早めに食べてみよう、今度は違う焼き方を試してみよう。ハンバーグは1個おかわり無料が付いてくるので、1個目の反省を2個目で活かすこともできます。うまくいかなかったことを次に活かすという流れを、食事の中で自然に体験できます。
肉がどこから来るのかを話すきっかけに
ニクノトモシビでは、A5ランクの国産和牛や厳選した牛タンを使用しています。肉は毎朝店内で挽き、注文が入ってから一つひとつ手で成形します。
こうした背景は、子どもと食べ物について話すきっかけにもなります。ハンバーグはどんな肉からできているのか、牛タンとはどの部位なのか、誰がどこで育てた牛なのか。難しい話をする必要はありませんが、興味を持った瞬間に答えてあげられると、学びは深まります。
「いただきます」の意味を考える
店内には、南九州連合枝肉共励会で最優秀賞を受賞した一頭を落札した際の楯が飾られています。生産者の名前や血統まで刻まれたものです。
肉には育てた人がいて、その先に自分の食卓がある。そうした流れを目に見える形で示してくれるものが店内にあるというのは、食育の観点でも意味のあることかもしれません。
食べ切るという意識
ライスは8杯まで無料でおかわりできますが、無理に頼む必要はありません。むしろ、自分が食べられる量を考えて注文するという練習の場にもなります。
ごはんの量についてはスタッフに伝えれば柔軟に対応してもらえます。少なめにしてもらう、足りなければおかわりする。この調整を子ども自身に考えさせてみるのも、ひとつの学びです。
小さなお子様への配慮
平日・土日祝共通800円のお子様セットには、ごはん・ハンバーグ・サラダ・みそ汁に加えて、ゼリーとジュースも付いています。落としても割れないシリコンプレートを使用しているため、小さなお子様でも安心です。
3タイプのお子様用椅子も用意されています。首がすわった赤ちゃん向けのベビーチェア、3歳までの幼児チェア、小学生向けのジュニアチェアと、成長に合わせて選べます。
五感を使うということ
ニクノトモシビは、ハンバーグを五感で味わう店であることを掲げています。炭火の香ばしい香り、鉄板で焼ける音、焼き色の変化、お箸で割ったときの手応え、そして口に広がる味わい。
子どもの感覚は大人以上に敏感です。普段の食卓では味覚だけで食べ物を判断しがちですが、五感すべてを使う場面では、食べ物への関心の持ち方が変わってきます。「音がしてる」「いい匂いがする」といった何気ない気づきが、食への興味の入り口になります。
兄弟姉妹で違いを比べる
兄弟姉妹で訪れる場合、それぞれ違うメニューを選んで食べ比べるという楽しみ方もできます。
牛タンハンバーグは粗挽きならではの弾力があり、A5ランク和牛ハンバーグはきめ細やかでとろけるような食感です。同じハンバーグでもこんなに違うんだ、という発見は、味の違いを言葉にする練習にもなります。両方を一皿で楽しめる「牛タンハンバーグと和牛ハンバーグ」を選べば、一人でも比べられます。
家庭での会話につながる
外食での体験は、家に帰ってからの会話にもつながります。今日はどんな焼き加減にしたか、どの薬味が一番美味しかったか、次はどう焼いてみたいか。
こうした振り返りができる食事は、そう多くありません。自分で手を動かしたからこそ、語れることが増えるのです。家庭でハンバーグを作るときに、「お店ではこうだったね」と話が広がることもあるでしょう。
誠実にお伝えしたい注意点
炭火の鉄板は熱くなるため、小さなお子様から目を離さないようにしてください。また、炭火で焼くスタイルのため、焼肉店と同じように煙のにおいが服に付く可能性があります。
落ち着いて過ごしたい場合は、比較的空いている平日、特に13時以降の時間帯がおすすめです。3席あるボックス席を利用すれば、周囲を気にせず子どものペースに合わせられます。
節目の日に取り入れる
誕生日や入学祝い、何かを頑張り切った日など、子どもにとっての節目に取り入れるのもおすすめです。
2,500円のバースデープレートを利用すれば、ケーキとスパーク花火の演出、チェキでの撮影が付いてきます。自分で焼き上げた一皿と、お祝いの演出。その両方がそろった日は、記憶に残りやすいものです。
店舗情報とアクセス
ニクノトモシビは群馬県伊勢崎市昭和町1689-4に位置し、20台分の無料駐車場を完備しています。ランチは11:00から14:30(ラストオーダー14:00)、ディナーは平日17:30から21:30、土日祝は17:00から21:30(ラストオーダー21:00)まで営業しており、年中無休です。
よくある質問
子どもが自分で焼いても大丈夫ですか。鉄板は熱くなるため、保護者が見守りながら進めてください。焼き方はスタッフが丁寧に教えてくれます。
何歳くらいから体験できますか。年齢に決まりはありませんが、火を扱う意識が持てるかどうかが目安になります。小さなお子様には保護者が焼いてあげるとよいでしょう。
子ども向けのメニューはありますか。平日・土日祝共通800円のお子様セットがあり、ゼリーとジュースも付いています。落としても割れないシリコンプレートを使用しています。
ごはんの量は調整できますか。はい、スタッフに伝えれば柔軟に対応してもらえます。食べられる量を自分で考える練習にもなります。
まとめ|食べるだけで終わらない外食を
焼ける過程を見る、自分で判断する、味を選ぶ、失敗から学ぶ。ニクノトモシビでの食事には、子どもが食べ物と向き合うきっかけが詰まっています。
ぜひ伊勢崎のニクノトモシビで、お子様と一緒に炭火焼きハンバーグを体験してみてください。自分で仕上げた一皿の味は、きっと長く記憶に残るはずです。