なぜ伊勢崎に?ニクノトモシビ誕生秘話

「なぜ伊勢崎にハンバーグ専門店を?」「どうしてこの場所を選んだんですか?」

ニクノトモシビを訪れるお客様から、よくこんな質問をいただきます。確かに、群馬県伊勢崎市という立地で、A5ランク和牛を使った本格的なハンバーグ専門店を開業するというのは、一般的には珍しい選択かもしれません。

でも、この場所だからこそ、この形だからこそ、「ニクノトモシビ」は生まれることができたのです。

2024年2月のオープンから約1年。「肉汁アビテマスカ?」というキャッチフレーズと共に、多くの方に愛されるお店となったニクノトモシビ。その裏には、オーナー石田の熱い想いと、数々の運命的な出会いがありました。

今回は、これまで語られることの少なかった「ニクノトモシビ誕生秘話」を、初めて詳しくお話しします。なぜ伊勢崎だったのか、なぜハンバーグだったのか、そしてなぜ「ひとりじめ」というコンセプトにたどり着いたのか。その全てをお伝えしましょう。

プロローグ:一人の男の夢から始まった

オーナー石田の原体験

ニクノトモシビオーナーの石田がハンバーグに特別な思いを抱くようになったのは、実は子供時代にさかのぼります。

「小さい頃、家族でたまに行く洋食屋のハンバーグが本当に美味しくて。でも当時の我が家には頻繁に外食する余裕はなかった。だから『いつか、心から満足できる本当に美味しいハンバーグを、気軽に食べられるお店を作りたい』って思うようになったんです」

この想いが、後のニクノトモシビ創業の原点となりました。

高級焼肉LAMP成功の影で

石田は既に、伊勢崎市内で高級個室焼肉LAMPを成功させていました。A5ランク和牛を扱う肉の目利きとしても定評があり、地元では「肉のプロ」として知られる存在。

しかし、成功の一方で心の中に残っていたのは、あの子供時代の想いでした。

「LAMPはお陰様で繁盛していますが、どうしても高級店という位置づけ。もっと気軽に、でも最高品質の肉を味わってもらえる場所を作りたかった」

この想いが、新しいチャレンジへと石田を駆り立てました。

第一章:「なぜハンバーグなのか」への答え

ステーキではなくハンバーグを選んだ理由

A5ランク和牛を扱うなら、なぜステーキ専門店ではなくハンバーグ専門店だったのか?

「ステーキは確かに素材の良さがダイレクトに伝わります。でもハンバーグには、ステーキにはない『包容力』がある。年齢、性別、食べ慣れているかどうかに関係なく、誰もが安心して楽しめる。それでいて、素材と技術次第では、どこまでも美味しく仕上げることができる」

石田のこの言葉には、多くの人に愛される料理を作りたいという強い想いが込められています。

「挽きたて、作りたて」へのこだわり

多くのハンバーグ店が冷凍品や既製品を使う中、なぜ「挽きたて、作りたて」にこだわったのか?

「LAMPで扱っているA5ランク和牛の美味しさを知っているからこそ、その良さを最大限に活かしたかった。挽いてから時間が経った肉と、挽きたての肉では、香り、味、食感すべてが全然違うんです」

この妥協のない姿勢が、ニクノトモシビの品質の高さの源泉となっています。

第二章:「なぜ伊勢崎なのか」の真実

運命の物件との出会い

現在のニクノトモシビがある群馬県伊勢崎市昭和町の物件との出会いは、まさに運命的でした。

「最初は前橋や高崎の中心部も検討していました。でも、この昭和町の物件を見た瞬間、『ここだ』と直感したんです」

伊勢崎という土地の魅力

石田が伊勢崎を選んだ理由は、単なる直感だけではありませんでした。

理由1:アクセスの良さ 「伊勢崎は群馬県内各地からのアクセスが良い。前橋からも高崎からも、そして埼玉県からも来やすい立地。多くの方に足を運んでもらえる場所だと思いました」

理由2:地域性への共感 「伊勢崎は働く人の街。真面目に頑張っている人たちが多い。そういう方々に、本当に美味しいものを適正価格で提供したかった」

理由3:競合の少なさ 「正直に言うと、伊勢崎にはハンバーグ専門店がなかった。『伊勢崎唯一』という価値を提供できると思ったんです」

地域愛という隠れた理由

実は石田には、もう一つ隠れた理由がありました。

「私の祖父が伊勢崎出身なんです。子供の頃、祖父から伊勢崎の話をよく聞いていて。いつか伊勢崎に恩返ししたいという気持ちが心のどこかにありました」

この地域への愛情が、ニクノトモシビを支える見えない力となっているのです。

第三章:「ひとりじめハンバーグ」コンセプトの誕生

孤独のグルメブームとの出会い

「ひとりじめハンバーグ」というユニークなコンセプトは、どのように生まれたのでしょうか?

「『孤独のグルメ』というドラマの影響が大きかったです。一人で食事を楽しむことの価値、自分だけの時間を大切にすることの意味を改めて考えさせられました」

現代人のニーズへの気づき

石田は、現代人の食事に対するニーズの変化を敏感に感じ取っていました。

「SNSの時代で、常に誰かとつながっている感覚。だからこそ、たまには一人でゆっくりと、自分のペースで食事を楽しみたいという潜在的なニーズがあると思ったんです」

「自分で焼く」スタイルの採用理由

なぜ、お客様自身にハンバーグを焼いてもらうスタイルにしたのか?

「料理を作る過程も含めて楽しんでもらいたかった。自分で焼くことで、そのハンバーグに愛着が湧く。そして、焼き加減も自分好みにできる。これこそが『ひとりじめ』の真髄だと思ったんです」

第四章:開業までの苦労と挑戦

資金調達の困難

新しい業態でのチャレンジは、資金調達でも苦労しました。

「ハンバーグ専門店で、お客様が自分で焼くスタイルなんて、前例がない。金融機関に説明しても、『本当に成功するの?』って疑問視されることが多かった」

設備設計の苦労

特に大変だったのが、各テーブルに炭火を設置する設備設計でした。

「安全性を最優先に、でも使いやすく、そして雰囲気も良く。設計を何度もやり直しました。炭火の専門家、設備業者、デザイナー、みんなで知恵を絞って」

スタッフ採用と育成

新しい業態だけに、スタッフ採用も一苦労でした。

「炭火の扱い方、ハンバーグの焼き方指導、セルフサービスシステムの説明…通常の飲食店より覚えることが多い。でも、だからこそやりがいがあると言ってくれるスタッフに恵まれました」

第五章:オープン直後の試行錯誤

2024年2月、ついにオープン

2024年2月、ついにニクノトモシビがオープンしました。

「オープン初日は本当に緊張しました。お客様がシステムを理解してくれるか、ハンバーグの味に満足してもらえるか…」

初期の課題と改善

オープン直後は、様々な課題がありました。

課題1:システムの説明不足 「券売機の使い方、炭火の扱い方、セルフサービスの範囲…お客様が戸惑われることが多かった」

解決策:

  • より分かりやすい説明ポップの設置
  • スタッフによる積極的な声かけ
  • システム紹介動画の制作

課題2:焼き方のサポート 「初めてのお客様は、焼き方が分からず困られることが多かった」

解決策:

  • 焼き方のコツを分かりやすく説明
  • スタッフによる個別アドバイス
  • 失敗しても美味しく食べられる方法の案内

口コミで広がる評判

苦労の甲斐あって、徐々に口コミで評判が広がり始めました。

「『新しい体験ができるお店』『本当に美味しいハンバーグ』って、SNSで拡散してもらえるように。特に『肉汁が溢れる瞬間』の動画が話題になりました」

第六章:成功への転換点

地元メディアでの紹介

転換点となったのは、地元メディアでの紹介でした。

「地元の情報誌に『伊勢崎に面白いお店ができた』って紹介してもらった時から、一気にお客様が増えました」

リピーターの増加

何より嬉しかったのは、リピーターが増えたことでした。

「『また来たよ』『今度は家族も連れて来た』『友達に紹介したくて』…そういう声をいただけるようになった時、『成功した』と実感しました」

有吉木曜バラエティ出演への道

そして2024年秋、「有吉木曜バラエティ」への出演依頼が舞い込みました。

「まさかテレビに出演させてもらえるなんて。あの時は本当に驚きました。でも、これも伊勢崎という場所で、地道に頑張ってきたからこそのご縁だと思います」

第七章:1年間を振り返って

数字で見る成長

オープンから1年間の成長を数字で見てみると:

来客数:

  • オープン月:約300名
  • 1年後:月間約1,500名(5倍に成長)

リピート率:

  • 初期:約20%
  • 現在:約60%

県外からの来客:

  • 初期:約5%
  • 現在:約30%

スタッフの成長

石田が最も誇らしく思うのは、スタッフの成長です。

「最初は『こんな特殊なお店、大丈夫かな』と不安そうだったスタッフが、今では『私たちのお店』として誇りを持って働いてくれている。これが一番嬉しいです」

地域への貢献

伊勢崎への貢献も実感しています。

「県外から『ニクノトモシビに行くために伊勢崎に来た』というお客様が増えた。少しでも地域活性化に貢献できていれば嬉しいです」

第八章:これからの夢と展望

より良いサービスへの挑戦

石田の挑戦は続きます。

「おかげさまで軌道に乗りましたが、これで満足してはいけない。もっともっと良いサービス、美味しいハンバーグを提供していきたい」

子連れ家族への対応

最近力を入れているのが、ファミリー層への対応です。

「3タイプの子ども用椅子を導入したのも、『家族みんなでニクノトモシビを楽しんでもらいたい』という想いから。子どもの頃から本当に美味しいものを知ってもらいたいんです」

地域との更なる連携

「伊勢崎の他の店舗、観光地との連携も考えています。『ニクノトモシビに行くなら、ここも寄ってみて』って言われるような、地域全体の魅力向上に貢献したい」

技術の向上

「まだまだ学ぶことは多いです。A5ランク和牛の可能性を最大限に引き出す方法、お客様により満足していただける焼き方のアドバイス…日々研究しています」

エピローグ:「肉汁アビテマスカ?」に込めた想い

キャッチフレーズの誕生秘話

「肉汁アビテマスカ?」というユニークなキャッチフレーズの誕生秘話も初公開します。

「最初は普通の『美味しいハンバーグ』みたいなキャッチフレーズを考えていました。でも、それじゃありきたり。ニクノトモシビらしい、記憶に残る言葉を…と考えていた時に、ふと思いついたんです」

方言への愛着

「『アビテマスカ』は群馬の方言。地元愛を表現したかった。そして『肉汁』は、まさにニクノトモシビの真髄。この組み合わせで、他にはないキャッチフレーズができました」

お客様の反応

「最初は『変わった言葉ですね』って言われることも多かった。でも今では『肉汁アビテマスカ?って店でしょ』って覚えてもらえる。インパクトがあって良かったと思います」

最後に:夢は続く

オーナー石田からのメッセージ

「ニクノトモシビを始めて1年。本当にあっという間でした。でも、この1年で確信したことがあります。『本当に美味しいものを、心を込めて提供すれば、必ずお客様に伝わる』ということです」

伊勢崎への感謝

「伊勢崎という地で、多くの方に愛していただけるお店に成長できました。この地を選んで、本当に良かった。これからも伊勢崎の皆様と一緒に成長していきたいと思います」

お客様への想い

「一人でも多くの方に、『ひとりじめハンバーグ』の特別な体験を楽しんでもらいたい。そして、『今日はニクノトモシビに行って良かった』って思ってもらえるお店であり続けたい」

終わりに

ニクノトモシビの誕生秘話、いかがでしたか?

一人の男の子供時代の想いから始まり、数々の困難を乗り越えて、今では多くの方に愛されるお店となりました。でも、これはまだ序章に過ぎません。

石田オーナーの夢は続きます。そしてその夢は、ニクノトモシビを訪れるすべてのお客様と一緒に育っていくのです。

「肉汁アビテマスカ?」

その答えを確かめに、ぜひニクノトモシビへお越しください。オーナーの想いが詰まった特別なハンバーグと、新たな発見が、きっとあなたを待っています。


ニクノトモシビ誕生年表

  • 2023年夏:構想開始、物件探し
  • 2023年秋:現在の物件決定、設計開始
  • 2023年冬:改装工事、スタッフ採用
  • 2024年2月:ニクノトモシビオープン
  • 2024年春:地元メディアで紹介
  • 2024年夏:リピーター増加、口コミ拡散
  • 2024年秋:有吉木曜バラエティ出演
  • 2025年2月:1周年記念
  • 現在:さらなる成長に向けて挑戦中

店舗情報

  • 店名:ニクノトモシビ
  • 住所:〒372-0014 群馬県伊勢崎市昭和町1689-4
  • 営業時間:
    • ランチ:11:00〜14:30(LO.14:00)
    • ディナー:平日17:30〜21:30(LO.21:00)、土日祝17:00〜21:30(LO.21:00)
  • 定休日:年中無休
  • 支払方法:現金のみ
  • 予約:4名以上のテーブル席のみ予約可能

「なぜ伊勢崎に?」その答えは、オーナーの深い想いと、この地への愛にありました。