「ニクノトモシビ 安い」「A5和牛 ハンバーグ 値段」と検索しているあなたは、価格の妥当性を知りたいのではないでしょうか。
A5ランクの和牛を使ったハンバーグが平日ランチ4,200円。牛タンハンバーグなら1,800円。しかもライスは8杯まで無料でおかわりできます。
安すぎると感じる方もいるかもしれません。群馬県伊勢崎市にある伊勢崎”唯一”のハンバーグ専門店「ニクノトモシビ」が、この価格を実現できている理由を整理してご紹介します。
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価格の内訳を考える
飲食店の価格は、おおまかに言えば食材費、人件費、家賃、水道光熱費、そして利益で構成されています。
このうち食材費を上げようとすれば、どこかを削る必要があります。多くの店が悩むところです。
ニクノトモシビの選択は、人件費を抑えて食材費に回すという方向でした。
券売機という選択
入店したら券売機でメニューを選び、支払いを済ませてから席に案内される流れです。
注文を取りに来る工程がなく、会計の工程もありません。この2つを省くだけで、必要な人員が変わってきます。
接客にかかる人件費を抑え、その分を食材の品質に還元する。これが明確な方針として示されています。
セルフサービスという設計
もうひとつ、セルフサービスコーナーの存在があります。
ガーリックチップ、ケチャップ、出汁、卵が用意されており、自由に使えます。水やデトックスウォーターも自由に利用でき、ランチタイムにはアイスコーヒーも飲めます。
これらを一つひとつスタッフが運ぶとすれば、手間がかかります。お客様が自分で取りに行く仕組みにすることで、その分の時間を別の場面に充てられるということです。
結果として、薬味や調味料の種類を増やしても、人件費が膨らみません。選択肢の多さと価格の両立が、この設計によって成り立っています。
メニューを絞っているという理由
ニクノトモシビのメニュー構成はシンプルです。
牛タンハンバーグ、牛タンと和牛のセット、A5ランク和牛ハンバーグ。基本はこの3種類です。これにディナー限定の焼きすきセットが加わります。
メニューが少ないということは、仕入れる食材の種類が少ないということです。
食材の種類が少なければ、ロスが出にくくなります。注文の予測も立てやすい。そして一つの食材をまとめて仕入れられるため、調達の条件も変わってきます。
専門店であることが、そのまま価格に反映されているということです。
一頭ごとに選んで仕入れる
店内には、南九州連合枝肉共励会で最優秀賞を受賞した一頭を落札した際の楯が飾られています。
生産者は鹿児島県の株式会社高崎ファーム、銘柄は北さつま高崎牛です。この肉は実際にお客様へ提供されました。
産地やブランドの名前で選ぶのではなく、一頭ごとの状態を見て選ぶ。この仕入れの方法には、品質を見極めるという意味だけでなく、条件のよいタイミングで調達するという意味もあるでしょう。
毎朝挽くという工程
肉は毎朝店内で挽きます。市販のひき肉は使いません。
これは手間のかかる工程です。しかし、自分の店で挽くということは、どの部位をどう使うかを自分で決められるということでもあります。
ステーキとして切り出せない部分も、ハンバーグであれば使えます。一頭の肉を無駄なく使い切るという発想が、価格を支えている可能性があります。
そして注文が入ってから、一つひとつ手で成形します。あらかじめ成形しておかないため、作り置きによるロスも出ません。
つなぎを使わないという矛盾
一般的なハンバーグは、パン粉・卵・牛乳といったつなぎを使います。
つなぎを使えば、肉の量を減らせます。原価を下げたいなら、つなぎを増やすのが最も簡単な方法です。
ニクノトモシビは牛肉100%で、つなぎを一切使っていません。つまり、価格を下げるための最も分かりやすい手段を使っていないということになります。
それでいて、この価格で提供している。どこで調整しているのかという答えが、券売機とセルフサービス、そしてメニューを絞るという設計にあるわけです。
ライス8杯無料という判断
どのハンバーグメニューにも、ライス、スープ、サラダが付いてきます。ライスは8杯まで無料でおかわりできます。
米の原価は、和牛と比べれば低いものです。しかし8杯という数字は、通常の店ならまず設定しない水準でしょう。
実際の口コミには「ご飯4杯で限界でした」というものがあります。多くの方が上限まで到達しないということでもあります。
「お腹いっぱいになって帰ってほしい」という意図を、原価の低い部分で実現する。合理的な判断と言えるでしょう。
おかわりハンバーグという付加
さらに、どのメニューにも1個のおかわりが無料で付いてきます。
牛タンハンバーグなら牛タン100g×2個に1個追加で、実質300g。2,200円で300gの牛タンという計算になります。
この構成が、価格に対する満足感を生んでいます。口コミでも、おかわりに言及したものが目立ちます。
自分で焼くという意味
各テーブルに個人用の鉄板が設置され、炭火で自分好みの焼き加減に仕上げます。
これは体験としての価値が中心ですが、厨房での調理工程が減るという側面もあります。焼き上げる作業をお客様が担うことで、厨房は仕込みと提供に集中できます。
ただし、炭火の管理や鉄板の準備には別の手間がかかります。単純にコストが下がるという話ではありません。体験の提供と作業配分の両方を兼ねた設計ということになります。
ハッピーアワーの位置づけ
ディナータイム限定で、対象ドリンク全13種が何杯でも1杯200円になります。平日17:30から19:00、土日祝は17:00から19:00までが対象時間で、ハンバーグセットの注文が条件です。
通常であれば、ドリンクは利益率の高い商品です。それを1杯200円にするというのは、大胆な判断に見えます。
しかし、来店が少ない時間帯を埋めるという目的で考えれば理解できます。空いている席を埋められれば、全体として利益が残ります。
お客様は安く飲めて、店は時間帯の偏りを解消できる。双方に利点がある仕組みです。
時間帯による価格差
同じメニューでも、平日ランチと土日祝・ディナーで400円の差があります。
これも需要の調整です。来店が集中する土日祝とディナーは通常価格、来店が分散する平日ランチは割安に。
ランチタイムは11時台から12時台に来店が集中し、13時以降は落ち着いてきます。曜日では、水曜日と日曜日は来店が多く、木曜日と月曜日は比較的落ち着いています。
価格と時間帯を組み合わせることで、店全体の稼働を平準化しているということになります。
安さと安心のバランス
安い価格を見たとき、不安を覚えることがあります。何か削られているのではないかという疑いです。
ニクノトモシビの場合、削られているのは接客の工程であって、食材ではありません。そしてその接客も、必要な場面では行われています。
口コミには「店員さんの接客、オペレーションも素晴らしかったです」「お店の雰囲気もスタッフさんの接客も素敵で、大満足のディナーになりました」という声が寄せられています。
セルフ化と接客の質は、両立しうるということでしょう。
専門店という立ち位置
2020年前後から、全国でハンバーグ専門店が増えています。第4次ブームとも呼ばれる流れです。
特徴は、和牛100%でつなぎを使わない作り方と、ごはんとの組み合わせを重視する姿勢。そして客が自分で焼き上げるという体験型のスタイルです。
この潮流の中で成り立っている価格だということも、押さえておくとよいでしょう。専門店として一つのメニューに集中することで、仕入れも仕込みもそこに最適化できる。都市部で始まった流れが、群馬の地でも機能しているということになります。
誠実にお伝えしたい注意点
この記事で述べた価格の仕組みは、公開されている情報をもとに整理したものです。実際の原価構成や経営判断の詳細について、店舗が公表しているわけではありません。
炭火で焼くスタイルのため、焼肉店と同じように煙の匂いが服に付く可能性があります。
価格やメニュー内容は変更となる可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
店舗情報とアクセス
ニクノトモシビは群馬県伊勢崎市昭和町1689-4に位置し、20台分の無料駐車場を完備しています。ランチは11:00から14:30(ラストオーダー14:00)、ディナーは平日17:30から21:30、土日祝は17:00から21:30(ラストオーダー21:00)まで営業しており、年中無休です。
支払いは現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応しています。
よくある質問
なぜこの価格で提供できるのですか。券売機とセルフサービスで人件費を抑え、その分を食材に還元する方針を採っています。
安いのは品質を落としているからですか。牛肉100%でつなぎを使わず、A5ランクの国産和牛と厳選した牛タンを使用しています。削っているのは接客の工程です。
ライス8杯無料は本当ですか。実際に8杯まで無料でおかわりできます。量を減らしたい場合も調整してもらえます。
まとめ|価格の裏にある設計
券売機での注文、セルフサービスコーナー、絞られたメニュー、一頭ごとの仕入れ、毎朝挽く工程。これらが組み合わさって、A5和牛でこの価格という状態が成り立っています。
ぜひ伊勢崎のニクノトモシビで、価格と中身の関係を自分で確かめてみてください。安さの理由が分かれば、より納得して味わえるはずです。
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