卵は伊勢崎の養鶏場のものです|脇役に見えて、実は地元の食材という話

「伊勢崎 卵 おいしい」「群馬 地元食材 飲食店」「卵かけごはん 群馬」と検索しているあなたは、地元の食材に関心があるのではないでしょうか。

飲食店で「卵が自由に使えます」と言われても、たいていは気に留めません。無料で置かれているものに、産地があるとは思わないものです。

群馬県伊勢崎市にある伊勢崎”唯一”のハンバーグ専門店「ニクノトモシビ」のセルフサービスコーナーにある卵は、伊勢崎の養鶏場のものです。

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無料のものにこそ産地があります

ニクノトモシビのセルフサービスコーナーには、ガーリックチップ、ケチャップ、出汁、卵が用意されています。卵はお一人につき1つ無料で、追加の購入も可能です。

無料で提供されているものですから、安く仕入れた卵で済ませることもできたはずです。

それでも地元の養鶏場の卵を使っているというのは、店の姿勢が表れている部分だと思います。

肉と同じ考え方です

ニクノトモシビで使っているのは、A5ランクの国産和牛と厳選した牛タンです。

肉は毎朝店内で挽き、一つひとつ手で成形します。市販のひき肉は使いません。そして牛肉100%で、パン粉・卵・牛乳といったつなぎは一切使っていません。

店内には、南九州連合枝肉共励会で最優秀賞を受賞した一頭を落札した際の楯が飾られています。生産者は鹿児島県の株式会社高崎ファーム、銘柄は北さつま高崎牛です。

産地やブランドの名前ではなく、一頭ごとの状態を見て選ぶ。その考え方が、卵にも及んでいるということでしょう。

つなぎには使っていません

ここで混同しやすい点を整理しておきます。

ハンバーグにはつなぎを使っていません。パン粉・卵・牛乳は一切入っていません。

つまり、卵はハンバーグの材料ではなく、お客様が自分で使うものとして置かれているということです。

材料として混ぜ込むのではなく、食べる側が好きな使い方をする。そういう位置づけになっています。

日本の卵は生で食べられます

卵の話をするうえで、押さえておきたい前提があります。

日本では、卵を生で食べる文化が定着しています。これは世界的には珍しいことです。

日本養鶏協会の資料では、我が国の鶏卵の賞味期限は生食可能期間を表示しているものとされています。つまり、賞味期限内であれば生で食べられるという前提で期限が設定されているということです。

パックの表示には、お買い上げ後は冷蔵庫で10℃以下で保存するよう記載されるのが一般的です。

流通の速さが支えています

生で食べられる理由のひとつに、流通の速さがあります。

産地から店までの距離が短ければ、それだけ鮮度が保たれます。地元の養鶏場から仕入れるということは、移動距離が短いということです。

食品安全委員会の委員長代理による寄稿では、購入先の温度管理、購入後の冷蔵保存、賞味期限を過ぎた卵の十分な加熱を前提にすれば、サルモネラ食中毒はまず起きないと述べられています。

温度管理と期限内の使用が前提になるということです。

生で食べたくない方は

一方で、生の卵に抵抗がある方もいるでしょう。

広島市の資料では、鶏卵には数千個から数万個に1個の割合でサルモネラが付着しているとの報告があると説明されています。確率は低いものですが、ゼロではありません。

ここでニクノトモシビの構造が活きてきます。各テーブルに炭火の鉄板が設置されているため、卵に火を通すという選択ができるのです。

鉄板に落として焼けば、加熱した卵になります。生食が不安な方は、この方法を選んでください。

小さなお子様や、体調に不安がある方にも、加熱をおすすめします。

火を通す選択ができるという利点

多くの飲食店では、卵は生のまま提供されます。すき焼きの卵も、卵かけごはんの卵も、生が前提です。

火を通したいと思っても、その場に加熱する手段がありません。

ニクノトモシビには鉄板があります。生でも加熱でも、どちらでも選べるという環境です。これは意外に珍しい条件だと思います。

地元の食材という文脈

伊勢崎市は、製造業の事業所が集まる工業都市として知られています。

一方で、農業も行われている土地です。養鶏場があるというのも、その一面でしょう。

地元で生産されたものを地元の店で使うというのは、分かりやすい形の地産地消です。訪れた方が、その土地のものを口にするということになります。

卵の使い方をご紹介します

せっかくの卵ですので、使い方もご紹介しておきます。

鉄板で火を通してハンバーグと一緒に食べる。生のまま切り分けたハンバーグに絡める。ごはんにのせる。ディナー限定の焼きすきに使う。

この4つが基本的な方向です。

半熟に焼けば黄身がソースの代わりになり、固めに焼けば食感のある付け合わせになります。

肉汁と合わせるという使い方

ひとつ、地元の卵だからこそ試していただきたい方法があります。

鉄板には、ハンバーグから出た肉汁が落ちています。その肉汁と卵を合わせてごはんにかけるという食べ方です。

ライスは8杯まで無料でおかわりできますので、ごはんを追加してから試すこともできます。

セルフサービスコーナーには出汁も用意されていますので、さらに加えることもできます。地元の卵と、毎朝挽いた肉から出た汁。両方が一杯の中に入るということになります。

焼きすきに使うという本来の形

ディナータイム限定で、牛タン100g・和牛100g・A5和牛肩ロース3枚の焼きすきがセットになったメニューがあります。価格は3,900円、デザートセット付きなら4,500円です。

鉄板でA5和牛の肩ロースを焼き、割り下を注いで火を通し、卵を絡めて食べます。すき焼きに近い食べ方です。

この一皿では、卵が中心的な役割を担います。割り下で煮立った肉を卵に絡める工程が、焼きすきの核心です。

無料券で2個になる場合

ハロウィンガチャイベントの景品のひとつに、おかわり卵1個無料券があります。

この券があれば卵が2個になりますので、配分の幅が広がります。1個を鉄板で焼き、もう1個を生のまま使うという組み立てもできます。

無料券の有効期限は11月末日です。お持ちの方は、期限内にお使いください。

メニューと価格

牛タン100%の牛タンハンバーグは、牛タン100g×2個。平日ランチ1,800円、土日祝とディナーは2,200円です。

牛タンとA5和牛を1個ずつ楽しめるセットは、平日ランチ2,500円、土日祝とディナーは2,900円。

A5和牛100%のA5ランク和牛ハンバーグは、A5和牛100g×2個で平日ランチ4,200円、土日祝とディナーは4,600円となっています。

いずれも1個のおかわりが無料で付き、ライス、スープ、サラダもセットです。

焼き方のポイント

牛タンハンバーグは、鉄板に置いた後にスタッフが半分にカットしてくれます。粗挽きの弾力を活かすには、中までしっかり火を通すのがおすすめです。

A5ランク和牛ハンバーグはとても柔らかいため、お箸で4等分程度に切り分け、断面を軽く焼く程度に留めるのが向いています。ナイフは必要ありません。

初めての方にはスタッフが焼き方を丁寧にレクチャーしてくれます。

他の薬味と調味料

セットにはわさび、柑橘、大根おろしという3種類の薬味が付き、テーブルには塩こしょうとシャリアピンソース・特製ポン酢がセットされています。

さらにセルフサービスコーナーには、ガーリックチップ、ケチャップ、出汁が用意されており自由に使えます。

水やデトックスウォーターも自由に利用でき、ランチタイムにはアイスコーヒーも飲めます。

誠実にお伝えしたい注意点

卵の養鶏場名や銘柄については、この記事では触れていません。詳しくは店舗へお尋ねください。

生のままお召し上がりになる場合は、ご自身の体調や体質をご考慮ください。不安がある場合は、鉄板で火を通してからお召し上がりください。小さなお子様には加熱をおすすめします。

この記事で紹介した卵の衛生に関する情報は、日本養鶏協会、食品安全委員会、広島市が公開している一般的な内容をもとにしています。

ハンバーグにはつなぎとして卵を使用していませんが、セルフサービスコーナーに卵が置かれており、厨房では同じ空間でさまざまな食材を扱っています。食材について気になる点がある方は、来店前にスタッフへご相談ください。

店舗情報とアクセス

ニクノトモシビは群馬県伊勢崎市昭和町1689-4に位置し、20台分の無料駐車場を完備しています。ランチは11:00から14:30(ラストオーダー14:00)、ディナーは平日17:30から21:30、土日祝は17:00から21:30(ラストオーダー21:00)まで営業しており、年中無休です。

ネット予約は公式サイトから24時間受け付けており、当日の予約は電話のみの受付です。電話番号は0270-21-0358です。

よくある質問

卵はどこのものですか。伊勢崎の養鶏場の卵を使用しています。

生で食べても大丈夫ですか。ご自身の体調や体質をご考慮ください。不安な場合は鉄板で火を通せます。

卵はハンバーグに入っていますか。つなぎとしては使用していません。お客様が自分で使うものとして提供されています。

まとめ|脇役に産地があります

無料で置かれている卵が、地元の養鶏場のもの。そして鉄板があるため、生でも加熱でも選べます。

ぜひ伊勢崎のニクノトモシビで、卵まで含めて味わってみてください。肉汁と合わせてごはんにかけるという使い方が、いちばん地元らしい一杯になります。