店に飾られた一枚の楯|ニクノトモシビが南九州連合枝肉共励会の最優秀賞牛を落札しました

「ニクノトモシビ 和牛 仕入れ」「枝肉共励会 最優秀賞」と検索しているあなたは、このお店がどんな肉を扱っているのか気になっているのではないでしょうか。

群馬県伊勢崎市にある伊勢崎”唯一”のハンバーグ専門店「ニクノトモシビ」の店内には、一枚の楯が飾られています。そこに刻まれているのは、令和8年度南九州連合枝肉共励会の最優秀賞という文字です。この記事では、その楯が意味するものについてご紹介します。

楯に刻まれた内容

楯にはこう記されています。令和8年7月16日開催、令和8年度南九州連合枝肉共励会、最優秀賞、ニクノトモシビ様。

そして、その下には肉の素性が細かく刻まれています。生産者は鹿児島県の株式会社高崎ファーム。銘柄は『北さつま高崎牛』。月齢は31カ月齢。血統は、父が夏百合、母の父が美国桜、祖母の父が安糸福。発行元は神戸中央畜産荷受株式会社です。

枝肉共励会とは何か

そもそも枝肉共励会とは、生産者が丹精込めて育てた牛の枝肉を持ち寄り、その品質を競い合う場です。専門家による厳正な審査が行われ、その中から最も優れた一頭が最優秀賞に選ばれます。

そして、こうした共励会では、出品された枝肉が競りにかけられます。最優秀賞に輝いた一頭は当然ながら注目が集まり、多くの買い手が競い合うことになります。

楯が店にある意味

ニクノトモシビに飾られているこの楯は、令和8年度南九州連合枝肉共励会で最優秀賞を受賞した一頭を、ニクノトモシビが落札し、仕入れた証です。

つまり、南九州エリアの生産者たちが持ち寄った枝肉の中で最も高く評価された一頭が、群馬県伊勢崎市のこのお店に届いたということになります。地方の一店舗が、こうした競りの場で最優秀賞牛を手にするというのは、簡単なことではありません。

生産者の名前が刻まれているということ

楯には、生産者である鹿児島県の株式会社高崎ファームの名前がはっきりと記されています。銘柄は『北さつま高崎牛』です。

どこの誰が、どのように育てた牛なのか。それが明確に記録されているという点は、肉の素性を大切にする姿勢の表れでもあります。名前が刻まれるということは、生産者にとっても誇りであり、責任でもあるはずです。

31カ月齢という数字

楯には月齢も刻まれています。31カ月齢という記録です。

和牛の肥育期間は一般的に30カ月前後と言われますが、育て方は生産者の考え方によって異なります。どれだけの時間をかけて育てたのかという情報は、その一頭がどのように仕上げられたかを知る手がかりになります。

血統が記録される理由

父が夏百合、母の父が美国桜、祖母の父が安糸福。血統がここまで詳細に記録されているのも、和牛ならではです。

和牛の世界では、どの種雄牛の血を引いているかが、肉質を大きく左右すると考えられています。3代前までさかのぼって記録が残されているのは、それだけ血統が重視されているということです。楯にこうした情報が刻まれること自体が、和牛という食材の奥深さを物語っています。

この肉はすでに提供されました

そして最も大切なことをお伝えします。この最優秀賞を受賞した『北さつま高崎牛』は、すでにお客様へ提供されました。

楯として飾られているだけではなく、実際に一皿となってお客様の前に運ばれ、味わわれたということです。そのタイミングで来店された方は、南九州で最も高く評価された一頭を口にしたことになります。

なぜここまでの肉を仕入れるのか

ニクノトモシビを運営するエルファースト株式会社は、伊勢崎市で高級個室焼肉「LAMP」も展開しています。LAMPでは松阪牛や神戸ビーフといったブランド和牛を一頭買いで仕入れ、A5ランクの中でもさらに厳選した肉だけを扱っています。

グループとして長く肉と向き合い、目利きと仕入れの力を積み重ねてきたからこそ、こうした共励会の場でも最優秀賞牛を手にできるのでしょう。ニクノトモシビのハンバーグに使われるA5ランクの国産和牛も、この同じ姿勢のもとで選ばれています。

鹿児島から群馬へ

生産地は鹿児島県、そして提供されたのは群馬県伊勢崎市です。1,000キロ以上離れた場所で育てられた一頭が、共励会という舞台を経て、この店の鉄板の上に届いたことになります。

普段何気なく口にしている一皿の背景に、生産者の日々の積み重ねと、それを見極めて選ぶ買い手の目があります。楯に刻まれた生産者名や血統は、その道のりを示す記録でもあるのです。

A5ランクという等級との関係

牛肉の格付けでは、歩留等級のAからCと、肉質等級の1から5が組み合わされてA5などと表記されます。ただし、同じA5の中にも脂肪交雑の程度による幅があり、すべてが同じというわけではありません。

共励会で最優秀賞に選ばれるということは、等級表記だけでは測れない部分も含めて、専門家に高く評価されたということです。数字だけでは見えない差が、こうした場では明確になります。

通常メニューでも同じ目利きが生きている

最優秀賞牛のような特別な一頭だけが、このお店の実力ではありません。日々提供されているA5ランク和牛ハンバーグにも、同じ基準で選ばれた肉が使われています。

そして、その肉を毎朝店内で挽き、注文が入ってから一つひとつ手で成形する。牛肉100%、つなぎなしという作り方も含めて、仕入れから調理まで一貫したこだわりがあります。

A5ランク和牛ハンバーグは平日ランチ4,200円、土日祝とディナーは4,600円です。

塊肉で味わうという選択肢も

ディナータイム限定の新メニュー「焼きすき」では、A5ランク和牛の肩ロースを3枚使用しています。鉄板で焼いてから割り下を注ぎ、卵を絡めて食べる一皿です。

牛タンハンバーグ・和牛ハンバーグ・焼きすきのセットで3,900円、デザートセット付きなら4,500円。挽肉と塊肉、両方の形で和牛を味わえます。

特別な肉ほど焼き方が大切になる

これほどの肉を扱うからこそ、焼き方も重要になります。ニクノトモシビでは、各テーブルに設置された鉄板で自分好みの焼き加減に仕上げるスタイルです。

A5ランク和牛ハンバーグはとても柔らかいため、お箸で4等分程度に切り分け、断面を軽く焼く程度に留めるのがおすすめです。霜降りが多い肉ほど、火を入れすぎると脂が落ちてしまいます。良い肉を最後まで良い状態で味わうための工夫が、このスタイルには込められています。

初めての方には、スタッフが焼き方を丁寧にレクチャーしてくれるので安心です。

次の一頭に出会えるかもしれない

こうした特別な肉は、常に提供されているわけではありません。だからこそ、来店したときに何に出会えるかという楽しみもあります。

最新の情報は、公式サイトや公式インスタグラムで発信されています。気になる方は、来店前にチェックしてみてください。

店舗情報とアクセス

ニクノトモシビは群馬県伊勢崎市昭和町1689-4に位置し、20台分の無料駐車場を完備しています。ランチは11:00から14:30(ラストオーダー14:00)、ディナーは平日17:30から21:30、土日祝は17:00から21:30(ラストオーダー21:00)まで営業しており、年中無休です。

よくある質問

最優秀賞の楯は店内で見られますか。店内に飾られています。生産者名や血統まで刻まれているので、来店の際に探してみてください。

その最優秀賞の肉は今も食べられますか。すでに提供済みのため、現在は通常メニューでの提供となります。特別な仕入れがあった際は公式サイトやインスタグラムで発信されます。

普段のメニューの肉も同じ基準で選ばれていますか。はい、A5ランクの国産和牛を使用しており、グループとしての目利きと仕入れの力が生きています。

枝肉共励会とはどのようなものですか。生産者が育てた牛の枝肉を持ち寄り、品質を競い合う場です。審査を経て最も優れた一頭が最優秀賞に選ばれ、競りにかけられます。

まとめ|一枚の楯が語る、肉への向き合い方

南九州連合枝肉共励会の最優秀賞牛を落札し、実際にお客様へ提供する。この一連の出来事は、ニクノトモシビが肉にどう向き合っているかを端的に示しています。

ぜひ伊勢崎のニクノトモシビで、その姿勢が込められた炭火焼きハンバーグを味わってみてください。店内の楯を眺めてから食べる一皿は、きっといつもと違う味わいになるはずです。次はどんな一頭に出会えるのか、楽しみにしていてください。